成田市で国際結婚したら?配偶者ビザの手続きと必要書類|成田の行政書士
1|手続きの全体の流れ
- 成田市役所で婚姻届を提出
提出後に受理されると「婚姻届受理証明書」や「戸籍謄本(婚姻記載)」が取得できます(国内婚の場合)。国外で婚姻した場合は、必要に応じて日本側での届出(在外公館での届出や帰国後の届出)を行います。 - 在留資格申請(入国管理局へ)
既に日本に入国済みで在留資格変更をする場合や、海外にいる配偶者のために在留資格認定証明書(COE)を取得する場合があります。提出先は管轄の地方出入国在留管理局(地域により東京出入国在留管理局の分室等)です。 - 審査・決定
通常は数週間〜数ヶ月(ケースにより差あり)。不許可の場合は理由に即した対応が必要です。
※成田市在住または成田近隣の方は、申請書作成や必要書類の収集を行政書士に依頼するとミスが減り、審査での不許可リスクを下げられます。
2|配偶者ビザの主な必要書類(代表例)
以下は一般的に必要となる書類の一覧です。個別事情(過去の在留歴、離婚歴、就労状況など)で追加書類が必要になります。
(A)申請人(日本人配偶者)側の書類
- 戸籍謄本(婚姻の記載があるもの/発行から3か月以内が望ましい)
- 住民票(世帯全員記載)
- 身分証明書の写し(運転免許証等)
- 身元保証書/連絡先(必要に応じて)
(B)外国人配偶者側の書類
- パスポートのコピー
- 在留カード(既に日本にいる場合)
- 写真(縦4cm×横3cm)
- 戸籍(婚姻証明)や出生証明等(母国側で発行された書類は日本語訳と戸籍の証明が必要)
(C)関係性を示す証拠(審査で重要)
- 婚姻届受理証明書/婚姻証明書
- 同居を示す書類(賃貸契約書、光熱費の名義など)
- 交際の経緯を示す写真やメールのやり取り、航空券の履歴など
(D)収入や生活能力の証明(日本人配偶者または世帯)
- 源泉徴収票(直近1年分)または確定申告書の写し
- 給与明細(直近3か月〜6か月)
- 預金残高証明や課税証明書
※外国書類は原本+日本語翻訳(翻訳者の氏名・連絡先を明記)を添付してください。
3|審査で入管が特に見るポイント
- 婚姻の実体性:形式婚(偽装婚)でないか。生活実態(同居・家計の共有・交際証拠)を重視します。
- 経済基盤の有無:日本での生活を維持できる収入や資産があるか。
- 過去の在留歴・犯罪歴:不法滞在・犯罪歴があると不許可のリスクが高まります。
- 書類の整合性・翻訳の正確さ:不備や矛盾があると追加照会や不許可になります。
不許可になりやすい代表例と対策
- 同居実態の証明が乏しい → 写真、光熱費、賃貸契約の名義などを追加。
- 収入不足 → 世帯の家計状況や貯蓄の証明を提示、保証人の裏付けを整える。
- 外国書類の翻訳が不十分 → 正確な日本語翻訳を用意。
4|よくある質問(FAQ)
Q1. 成田市役所で婚姻届出しただけで申請できますか?
A. 婚姻届受理後、在留資格の申請(在留資格変更またはCOE申請)が必要です。申請先は管轄の出入国在留管理局です。
Q2. 書類はどのくらいで揃いますか?
A. 戸籍や住民票は即日〜数日、外国の婚姻証明は国によって数週間〜数か月かかる場合があります。余裕をもって準備しましょう。
Q3. 成田空港で働く予定の配偶者は申請が複雑ですか?
A. 勤務先や職種により在留資格の種類が変わることがあります。就労予定がある場合は事前に相談するのが安心です。
5|成田市で配偶者ビザの申請サポート(当事務所のご案内)
成田市・成田空港周辺の配偶者ビザ申請サポート
当事務所では、婚姻届の確認から在留資格申請書類の作成、入管とのやり取りまでフルサポートします。書類不備を防ぎ、審査がスムーズに進むよう支援します。