現在、成田市が推進している歩きたくなる、話したくなる、そこに居たくなる、そんな新しい風景を生むみち「なりみち」プロジェクト。成田駅前や公津の杜駅前にキッチンカーの出店が可能となりました。そこで、今回は、なりみちプロジェクトの概要とキッチンカー出店に必要な許可等について説明していきたいと思います。

 

 

 

このブログはこんな人におすすめ

・なりみちプロジェクトに参加したい人

・今後キッチンカーで出店したいと考えている人

 

 

このブログでわかること

1.なりみちとは

2.キッチンカーで食品を販売するために

 

 

 

1.なりみちとは

上記でも説明しましたが、道路の新しい活用として歩行者が行き交う街づくりの推進のために「なりみち」プロジェクトが推進されています。令和7年12月26日までの期間は道路空間の様々な使い方により歩行者に不便が生じないか、時間制限や後片付けなどルールを守った使い方が持続されるかなどの検証実験中であるため道路占有料がかからないため、比較的出店しやすくなっています。利用時間は午前7時30分から午後9時30分まで(準備及び撤去時間を含む。)(JR成田駅参道口広場及び京成成田駅東口広場については、開始時間を午前9時から)

 

2.キッチンカーで食品を販売するために

 

食品衛生法第1条

食品の安全性の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もつて国民の健康の保護を図ることを目的とする。

 

キッチンカーで食品を販売するには食品衛生法に基づき、飲食店営業許可を取得する必要があります。

 

営業許可を取得するまでの流れ

  1. 保健所への事前相談

管轄の保健所(成田の場合は印旛保健所)にキッチンカーの図面を提出し、要件に合致しているのか、販売可能な食品かの事前相談をしましょう。悩んでいることなども相談しておくと助言等をしてもらえて、今後の手続きがスムーズにいきます。

 

  1. 準備

千葉県食品衛生法施行条例で定められるキッチンカーを用意します。換気設備、容量タンク、調理スペース、洗浄消毒設備などの基準が法令により定められています。

 

  1. 必要書類の準備

「営業許可申請書」「食品衛生責任者の資格を証明する書類」の2点を用意します。「営業許可申請書」は窓口での申請だけでなく、食品衛生申請等システムによる電子申請も可能です。しかし、手数料納付はオンライン未対応のため、保健所へ持参する必要があります。

また、キッチンカー営業には食品衛生責任者を置かなければなりません。食品衛生責任者となれるのは医師、歯科医師、薬剤師、獣医師、栄養士などの資格保有者や千葉県知事が行う又は適正と認める食品衛生責任者養成講習会を修了した者などがなることができます。

さらに、「施設の構造及び設備を示す図面」「水質検査結果書(水道水以外を使用する場合)」のの添付書類の準備も必要となります。

 

手軽に成田駅前等でキッチンカーの販売ができるようになりましたが、それまでに必要な営業許可は初めて取得する人にとっては図面を制作したり、法令に適合しているのかを一ずつ確認しながら進めなければいけないため時間を要し、最悪の場合、許可がおりなかったなんてことに…それを防ぐためにも飲食店営業許可のプロの行政書士に依頼することをお勧めします。愛する成田がより盛り上がっていくためにもなりみちプロジェクトの進展は新たな可能性を見出す一つの材料であると考えています。ぜひ、やってみようと考えている方はお気軽にご相談ください。

 

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